1月の終わりに、タワシくんがなくなりました。
月曜日、後ろ足が両方とも動かなくなって、すぐに獣医さんに連絡すると「数日様子を見て治らなければ見せに来てください。」とのこと。
ご飯も食べなくなってきたし、良くなる気配もないので、金曜日に動物病院に行きました。レントゲンを撮ると脊髄の損傷。ハリネズミにはよくある病気らしいのですが、「ハリネズミフラフラ病」とか「ハリネズミふらつき症候群」でした。ただ、それ自体すぐに危険なものではないそうです。しかし食欲のない原因は肺炎で、レントゲンで見ると肺は真っ白。(私が見てもわかりませんが、獣医師が見ると結構白かったようです)
薬をもらって、特別に美味しそうな虫(生きたハニーワーム)や、大好きなミルワームのおやつ、栄養のありそうなミルクを準備し看病したのですが、日曜の朝なくなっていました。症状が出て一週間。
5歳を超えた、おじいさんハリネズミの、あっけないさよならでした。
調子が悪くなってからは、思いつく限りの事をしていたつもりですが、思い返すと「ああすればよかった…」とか「これがいけなかったのか…」とか、後悔することもたくさんあります。
そして後からわかることもたくさん。でも、症状が出てすごく調べたのですが、その時はあまり様子がわかりませんでした。だからせめて同じ状態になったハリネズミのために、気づくことがあればと思い症状などメモしておきます。
●まず、食欲がなくなるのはあんまり良くなかったみたいです。
うちの子は、なかなか偏食で食べたり食べなかったりムラがあったのですが、それでも思い返せばいつもより食欲が落ちていました。何より、ウンチの量がすごく減っていました。取り寄せに時間がかかってしまいましたが、食欲が減った時でも食べるものがありました。
うちの子の場合は、ハニーワーム。すごく水を増やしたハリネズミの餌。(大好きだったミルワームは食べなくなった)
そして、病院でもらった薬を注射器みたいなのであげるのは、飲み込んでくれていました。
早めに、これでミルクや栄養のあるものをあげていればよかったです。
●ハリネズミフラフラ病(ハリネズミふらつき症候群?)
ハリネズミの後ろ足が動かなくなる病気。病院では「ハリネズミフラフラ病」と言われ、ネットで調べるとハリネズミふらつき症候群に似ている症状でした。
病院でレントゲンを見ながらの話では、加齢で脊髄がかなり変形していて、神経が下半身に通わなくなっていたそうです。
月曜日、突然発症したのですがとても不便そうで、その時からめっきり食欲が落ちたように感じました。触られるのを喜ばないことが多い子だったので、しばらくは餌を近くにするくらいで、そっとしておいたのですが、後ろ足を支えて動きたそうな方向に手伝ってあげると、ご飯も食べました。これを早くやっていれば、もう少し元気だったのかもしれません。
でも、次第にそれでもご飯を食べなくなっていきました。
実家のミニチュアダックスも同じような症状だったので、聞いてみると体が長いから腰が弱くちょっとした段差(ソファから飛んだり)でも腰を悪くすることがあるようです。
そういえば、タワシも10cmくらいの高さから干草の上にジャンプしたことがあります。年をとったハリネズミには、厳しかったのでしょうか。もっと老人として扱ったほうがよかったのかもしれません。
●寒さ
やっぱり、冬だったことも体調を崩した原因だと思っています。
ゲージの下に敷くヒーター、部屋の暖房、ハリネズミの布団を使っていたのですが、すごく寒い日にはヒーターを追加するなど、できたかもしれません。
●触ってあげればよかったかも
これは、ひょっとするとエゴかもしれませんが、なくなる前の日、とっても手の上にいるのが気持ちよさそうで、いつもならしばらくすると逃げようとするのですがずっと乗っていました。嬉しかったのですが、動けないからかな?あんまり触りすぎるとストレスになるかな。と思って、ゲージに返しました。
もっと触れ合っていたかった。「最後を悟って、手の上で一緒に」と思っていてくれたかもしれない。そう思うと心残りです。
人間より短い寿命のハリネズミ。本来生まれたところとは違う環境でごめんね。一日でも多く幸せにすごせますように。